クレジットカードを申し込む前に、クレジットカード利用のしくみを理解しておこう!

私たちが普段使っているクレジットカードが国内・海外を問わず、いろいろなお店で使えるのはなぜせしょうか?
結論から先に言えば、その店と契約しているカード会社(アクワイヤラー)がクレジットカードを発行している会社(イシュアー)と必ずしも同じでなくても使えるしくみがあるからなのです。

それではクレジットカード利用のしくみについて、もっと詳しく見ていきましょう!

 

1.店と契約しているカード会社とクレジットカードを発行している会社が同じ場合

カード会社(アクワイヤラー)とクレジットカードを発行している会社(イシュアー)が同じ場合の取引をオンアス取引といいます。契約関係は店とカード会社の間には加盟店契約があり、カード会社とカードホルダー(カード利用者)の間には会員契約があります。

カード会社とカードホルダーの間で結ばれる会員契約は、立て替え払い契約或いは債権譲渡契約が基本となります。カードホルダーがお店で買い物をした代金を、カード会社が利用者に代わって加盟店に一括で支払い、その代金をカードホルダーがカード会社に支払うというしくみです。また、加盟店とカード会社との加盟店契約により、カード会社の発行するクレジットカードを持ったカードホルダーが、契約加盟店で商品やサービスの購入をカードで決済することを求めた場合、加盟店はそれを拒むことなく現金客と同じように接客しなければなりません。

最近では、このようなオンアス取引の基本形をベースにした契約形態の方が実際の取引では多くなってきています。例えば海外でクレジットカードを利用できるのは、海外にある加盟店が直接国内のカード会社と加盟店契約を結んでいるからではありません。
それは、カード会社が結ぶ二つの契約がそれぞれ独立した業務として存在できるように幅広い提携が行われているから可能になっているわけです。

2.イシュアー業務とアクワイヤラー業務の分業化

クレジットカードを利用している人のカード保有枚数が平均3.9枚(JCBが行った『クレジットカードに関する総合調査 2010年度版』より)と言われているこの時代、カードホルダーのニーズも多岐に渡ってくるのは当然です。クレジットカードを選ぶ上での重要な要素には、利用できる加盟店の数、手数料、会費、マイル・ポイントなどの特典、海外旅行時の保険、ETC機能などあげるときりがありません。カード会社一社でこのようなニーズを全て満たすのは、非常に困難であり効率も良くありません。そこでクレジットカードの業務がイシュアー業務とアクワイヤラー業務に分類されてくるのです。

当然のことながら、イシュアーとアクワイヤラーの間には契約関係があり、その関係を「利用できる加盟店」として以下のように記しています。

一つ目は、「そのクレジットカードを発行しているカード会社が契約した加盟店」。これはオンアス契約のことで、イシュアーとアクワイヤラーは同一です。

二つ目は、「クレジットカードを発行している会社と提携している国内のカード会社が契約した加盟店」。これは加盟店開放といわれているものです。同じブランドマークのクレジットカードを発行し、お互いに加盟店を利用し合うという、国内の提携関係によって可能になるものです。
実際のクレジットカードのフローを見てみると、伝票はまずその加盟店のアクワイヤラーに行き、さらにイシュアーに届きカードホルダーに請求されます。加盟店への支払いはアクワイヤラーが行いますが、その代金はカードホルダーに請求するイシュアーが支払います。利用者からすると、クレジットカードの発行を受けたカード会社(イシュアー)の存在を意識するだけで、アクワイヤラーは見えません。

三つ目は、「クレジットカードを発行しているカード会社が提携している国際的な機関と提携関係にある国外のカード会社が契約した加盟店」。この国際的な機関というのは五大国際ブランドのことで、国内のカード会社ではJCBが独自に海外でもアクワイヤラーの業務を行っています。

国際決済の関係を図に示すとこのようになります。

クレジットカードの国際決済のしくみ

加盟店でクレジットカードを利用した場合の売上伝票のフローを見ると、VISA(ビザ)やMasterCard(マスターカード)などの国際的な機関が、イシュアーとアクワイヤラーの間を取り持ちます。この場合も、基本的には先程の加盟店開放型と同じでカードホルダーに見えるのはイシュアーだけです。

 

 


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