学生がクレジットカードを作る際に注意すべき事とは
クレジットカードというと、社会人が持つもの、大人が持つものというイメージがあるかと思います。確かに、社会人の方がクレジットカードを使っているイメージが強いのですが、最近では学生さん向けのクレジットカードも登場しています。
つまり、学生さんでもクレジットカードを作れるようになっているのです。ただ、それが学生さん向けのものであってもクレジットカードの本質というものは変わりません。だからこそ、クレジットカードを作る際には注意が必要なのです。ここでは、学生さんがクレジットカードを作る際の注意点についてご紹介していきたいと思います。
クレジットカードについてきちんと理解すること
学生さんでもクレジットカードについては何となく知っているかと思います。親御さんがクレジットカードを使ってショッピングをしているシーンに出くわしたこともあるでしょう。
ただ、実際に自分がクレジットカードを持つのであれば、なんとなく知っているというレベルではいけません。クレジットカードというのは言ってしまえばお金のことなのですから、何かあったときに知らなかったでは済まされません。お金に関係するクレジットカードだからこそ、クレジットカードそのものについてきちんと理解をしておかなければいけません。
クレジットカードは便利なものといったイメージがあるかと思いますが、その裏にはリスクがあります。リスクがあるからこそ、便利なシステムを提供することができているといっても過言ではありません。クレジットカードを使うと、現金を持っていなくともその場で支払いができます。もちろん、そこで支払った分は後で返済していくことになるのですが、これは簡単に言ってしまえば一時的な借金でもあるわけです。この借金であるという認識や感覚を忘れないようにしておきましょう。
自分のクレジットカードを持てるということは、自分名義の借金ができるようになるということでもあるのです。また、クレジットカードを使えば、引き落としの日には使った分の金額を必ず用意しなければいけません。学生さんであれば厳しいときには親御さんに仕送りをもらうということもできるでしょう。
ただ、クレジットカード会社に「今厳しいので、ちょっと待ってもらえますか?」なんて言ったところで、親御さんのように優しい対応をしてくれるわけではありません。クレジットカードを使う以上は、クレジットカード会社のルールに従わなければいけないのです。一言一句理解しろとは言いませんが、クレジットカードの規約には目を通すようにしておきたいものです。
クレジットカードをきちんと選ぶこと
クレジットカードを持とうと思ってクレジットカードについて調べてみると、思っている以上にいろいろなクレジットカードがあることに気付くことでしょう。
中には「カードの見た目で選ぼう」なんて方もいるかもしれませんが、クレジットカードはきちんとその中身をチェックした上で選ぶようにしましょう。見た目だけで選んでしまっては、せっかく作ってもろくに使えないかもしれません。
まず、大前提としてクレジットカードは学生さん向けのものの中から選ぶことです。というのも、知名度が高くステータスになるクレジットカードも確かにいろいろとあるのですが、そういったクレジットカードというのはだいたい審査が厳しいものです。
クレジットカードの審査にあたっては信用が大事になってきますが、学生さんには社会人ほどの信用はありません。そもそも社会人のような安定した収入がないのですから、当たり前のことです。だからこそ、ハードルの低い学生さん向けのクレジットカードの中から選ぶことが大切なのです。学生さんの身分では到底作れないダイナースのようなクレジットカードに申し込んでも意味はありません。
また、学生さん向けのクレジットカードにもいろいろな違いがあるかと思います。還元率や年会費など細かなところで比べた上で、自分にとって使いやすいクレジットカードを選ぶようにしましょう。クレジットカードを作るのであれば、使うことを前提に選んでいくべきです。
学生さん向けのクレジットカードであれば、おそらくほとんどの方にとって初めてのクレジットカードになるでしょう。一般的にも最初に持つクレジットカード選びは重要だと言われています。クレジットカードというのは、お店でもらうような紙のポイントカードと違って、いらないからと簡単に捨てられるものではありません。長く持ち続けるものになるからこそ、しっかりと選んでおきたいところです。クレジットカードを慎重に選ぶのが大人への第一歩と考えてもいいのではないでしょうか。
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クレジットカードの利用限度額は最小限にしておくこと
いろいろなクレジットカードを比較してみればおわかりになるでしょうが、学生さん向けのクレジットカードというのは基本的にその利用限度額が低く設定されています。社会人のように安定した収入のない学生さん向けのクレジットカードなのですから、当たり前のことです。だいたい多くても30万円くらいまででしょう。
クレジットカードを初めて持つということで、不安を持っている方も多いかと思います。仮に、クレジットカードを使うようになったとしてその管理が自分にできるのかわからないという方もいるでしょう。そういった方も含めて、最初の利用限度額は最小限にしておいたほうがいいかと思います。利用限度額というのは後から引き上げることもできるのですから、まずは最小限の金額で様子を見るようにしましょう。
実際に、学生さんでいきなり高い利用限度額を設定してしまって大失敗してしまったという方もいます。自分で処理できればいいのですが、そのせいで周りに迷惑をかけてしまうのではいけません。自分のクレジットカードなのですから、自分で管理し、自分で処理できるように最初は慎重にいきましょう。
キャッシング枠は設定しないこと
クレジットカードにショッピング枠とキャッシング枠があることについては、ご存知かと思います。学生さん向けのクレジットカードの場合、キャッシング枠は設定されないものが多いのですが、中にはキャッシング枠を設定できるものもあります。
もちろん、設定できるキャッシング枠も少額です。ただ、仮に少額のキャッシング枠であっても学生さんがクレジットカードを持つのであれば、設定しないようにしましょう。先ではクレジットカードは借金であるという話をしましたが、キャッシングというのもまさしく借金です。
いざというときに便利そうな感じがするかもしれませんが、キャッシングというのは一度使ってしまうと、金銭感覚が麻痺しやすいのです。社会人になってもクレジットカードのキャッシングで大変な思いをしている方が絶えないのです。学生さんがキャッシングを利用すれば、もっと大変な思いをすることになるでしょう。
「いやいや、でも返済すればいいんでしょ?」という方もいるでしょうが、学生さんの場合、収入というのは基本的にバイトになります。収入も不安定ですし、バイトを急に辞めることになる可能性だってあります。どのような理由があっても、引き落とし日にお金を用意できていないと信用情報に傷がつきます。その傷は、将来にも影響してくるのです。キャッシングは社会人になって本当に必要なときだけに使うようにしましょう
クレジットカードの管理を徹底すること
学生さんがクレジットカードを作る場合、クレジットカードの管理を徹底することも大切です。もちろん、お金の管理やクレジットカードの使い方といった意味もあるのですが、それと同じくらいに重要なのがクレジットカードそのものの管理です。要は、クレジットカードの持ち歩きです。
基本的にクレジットカードというのは、お財布に入れておくものです。常に持ち歩いて必要なときに使うというイメージがあるかと思いますが、学生のうちはあまり持ち歩かないほうがいいです。どちらかというと家に大切に保管しておいて、必要なときだけ持ち出すという形がいいでしょう。
「そんなの不便じゃん!」と思うかもしれませんが、クレジットカードの紛失や盗難のリスクを考えると、このほうが安心なのです。無駄遣いもせずに済むでしょう。学生のうちは出歩く機会が多いからこそ、慎重になるべきなのです。
クレジットカードの不正利用はさまざまなところで報道されていますが、クレジットカードの番号や名前、有効期限、セキュリティーコードがあれば不正利用が簡単にできてしまいます。つまり、クレジットカードを落としてしまうとそれでアウトなのです。もちろん、クレジットカード会社のほうでも不正利用への対策はしていますが、当の本人が気を付けていないとどうしようもありません。クレジットカードの管理は社会人になっても徹底すべきですが、学生のうちは特に徹底しておいたほうがいいのです。
~まとめ~
学生さんがクレジットカードを作る際には、「クレジットカードについてよく理解すること」、「クレジットカードをきちんと選択すること」、「利用限度額を最小限にすること」、「キャッシング枠を設定しないこと」、「クレジットカードの管理を徹底すること」の5つに注意しておきましょう。
学生のうちからクレジットカードを持つというのはいい経験になりますが、学生さんだからこそ気を付けなければいけないポイントがいろいろとあるのです。クレジットカードを作って慎重に、かつ、うまく付き合っていきたいものです。
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